経済計画と生産能力
成長の加速が、現在の不均衡の悪化あるいは近年における緊縮政策の原因となった不均衡の再燃をもたらさないためには、各国内およびグループ内の経済政策が現状の開発条件を如何に勘案できるかにかかっています。
1983年の経済計画およびそれに関連するマクロ経済政策議論は多数の国で慎重な成長を予想しています。
1982年における極めて深刻な対外的制約により、政策立案者は全体の生産・分配計画の最大関心事項として経常収支の改善をあげています。
全ての東欧諸国は輸入については停滞または漸増にとどめ、輸出の急増を目論んでいます。
国内消費、特に投資の伸びは総生産の伸びを下回るものとされています。
計画実施状況報告に報告されている1982年の実績を背景として、当時のソ連は1983年における総生産の伸びを小幅のものと見込んでいました。
これは、主として、主要輸出産品、特に石油の輸出見通しが不振なものとなっていること、運輸部門におけるボトル・ネックが改善していないこと・・・
および基礎的供給部門の生産能力が限界に達していること等によるものです。