ほんものの名酒とは 8
「なにがいちばんうまい酒か」ときかれれば、私はすぐ
「吟醸ならば熊本の"香露"。塩釜の"浦霞"の大吟醸もいいですね。
越後湯沢の"白瀧"の大吟醸もさすがだし、"菊姫"の大吟醸はコクがあって爽やかですよ。
純米酒で選ぶなら芳醇な広島西条の"賀茂泉"、品がよくてさらりと旨い岡山の"御前酒"、伏見の"招徳"が正月に出す純米大吟醸のゴク味もこたえられません。
"越乃寒梅"の純米も風土の味がにじみ出るようですねえ。
"白鷹"の純米や4国"梅錦"の"酒一筋"という純米も最高です。
古酒なら大分国東の"西の関"の秘蔵古酒。酒田の"初孫躍の秘蔵古酒もまさにシェリー調、フランス料理にもぴったり合いますよ」
・・・といったぐあいに、たちどころに10や20の銘柄のどのジャンルの酒がいいかを答えるのが常です。
その人の好みや、細かいことをいえば何の料理で飲むのかなどがわからなければ、どんピシャリと1つの酒を指定することはできないのです。